こちらはタイ語で「カチュー」と呼ばれる沼地周辺に自生する草で編まれたかごです。
こちらのページでは、「カチュー」製、取手付きの角型の整理かご「S、M、L」3サイズをご紹介します。
平たくした茎を交互に編み組んでいき、一枚の「ござ」ぐらいの大きさに仕上げたものを、かごの形に成形していきます。
水辺から伐り採ったカチューの茎は、粘土質の泥を塗り込んで3〜5日ほど天日干しされます。
そうすることで、素材に粘りと湿り気を持たせて乾燥による割れを防ぐことができ、素材としての強度が増すとのこと。
こちらのように、ひごの色が変色したものも時折入っていますが、自然なものとして見ていただければと思います。
上からみた縁部分です。
持ち手の縄をカチューの編み目に通してあります。
こちらは持ち手の端が結ばれて留められています。
持ち手にはタイ語で「コック(Kok)」というカヤツリグサ科の草が使われています。
コックを縄状にして持ち手にしています。
コックにも、時折このような色のついたものが混ざっていますが、こちらも自然に着色したものとして捉えていただければと思います。
かごの底面裏側です。
底面もきれいな長方形になっています。
かごの膨らみがあまりないため、デッドスペースを作ることなく収納でき、持ち運ぶときに便利な取手がついています。
こちらはSサイズです。
玉ねぎやじゃがいもなどの根菜をごろっと入れたり、パスタやうどんなど乾物のストック入れ、タオル入れとしても。
こちらはMサイズです。
おもちゃ入れ、道具入れとしても使いやすいサイズです。
こちらはLサイズです。
バッグや鞄入れ、来客用の荷物入れとしても良いと思います。
カチューのかご表面に塗られた糊は、形崩れを防ぎ、日用品としてのかごの強度を増すための必要な加工であり、いかに丈夫なかごを作るかを常に考えている作り手の方の知恵でもあります。
乾いた洗濯物を畳み、それぞれ個人用のかごに入れて各自の部屋まで運ぶのにも使えそうです。
とにかくかご自体が軽いので、気軽に持ち運べます。
まさに整理、運搬の両方を担ってくれる、頼り甲斐のあるかごです。
また、スリムな角型のかごは並べて収納するのも良さそうです。
形崩れせず、床置きでも棚に置いても使える整理かご。
さまざまなシーンで活躍することと思います。
サイズをよくご確認の上、いずれかお好みの大きさをお選びください。
<タイ・カチュー(水草)細工について>「カチュー」はその高温多湿の環境にあるタイ南部の沼地に生息する草の名前で、現地の人たちはタイ語でそのように呼んでいます。
ほとんどの方にとってかご作りは専業ではなく、稲作など農業の合間に作られることが多く、編み手は高齢世代が多いのが現状です。
若い世代の編み手が少ないながらも、今、改めてタイ国内でも、こうした自然素材製品の良さが見直され、若い人たちがかごを手に取るようになってきているとのこと。
作り手は地域により異なりますが、編む技術に長けた人が先生となり周りの人に指導しながら製作するグループや、家族3世代で編む人たちなど。
村ごとにだいたい4〜5人のグループで作られていることが多いようです。
ほとんどの方にとってかご作りは専業ではなく、稲作など農業の合間に作られることが多く、編み手は高齢世代が多いのが現状です。
若い世代の編み手が少ないながらも、今、改めてタイ国内でも、こうした自然素材製品の良さが見直され、若い人たちがかごを手に取るようになってきているそうです。
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